日本財団
在宅ホスピスプログラムに
ついて

日本財団 在宅ホスピスプログラムは、自宅や地域で自分らしい終末期を迎えられるように、
一人ひとりに寄り添ったホスピスケアの実践と普及を促すための取り組みです。

ホスピスとは人生をより良く
生きるためのプログラム

ホスピスとは、終末期の病による痛みや苦しみを軽減し、
QOL(生活の質)をできるだけ維持向上しながら、
最期まで自分らしく生きられるためのさまざまなケアを行うことです。
元来、末期がん患者や難病を抱える方々の緩和ケアとして始まりましたが、
個人の尊重や多様性が求められる潮流とともに
超高齢化社会へ突入している現代において、
重い病ではなくとも個々のニーズに合ったホスピスケアを望む声が
高まっています。
その上で大切なのは「看取り」を目的にするのではなく、
ケアを受ける方の人生を大切にし、今までの暮らしを継続すること。
その延長線上に看取りがあるのです。

私たちの目指すこと自分が希望する場所で、
人生の最期を迎えたい
その願いが叶えられる社会を作る

日本財団は1990年代よりホスピスケアの推進に向けた取り組みに着手し一般向けセミナーによる周知啓発や、医療専門職養成による人材育成、緩和ケア病棟などの施設整備を行いました。その後、地域での暮らしの延長として在宅ホスピスに着目、その実践の場であるホームホスピスをモデルとし全国普及を推進してきました。

本格的な高齢多死社会を目前に、2021年には「人生の最期の迎え方に関する全国調査」を実施しました。その結果、死期が迫っているとわかったときに、人生の最期を迎えたい場所として、当事者は58.8%が「自宅」、次いで33.9%が「医療施設」と回答しました。
その理由は「自分らしく居られる」「住み慣れているから」などがあげられました。
この調査結果により、在宅ホスピスへのニーズの高まりを再認識し、更なるモデルの開発と実践の場の拡充を求めるべく日本財団は在宅のように過ごせる場所をつくる「もうひとつの”家”プロジェクト」を立ち上げました。
小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、介護付き有料老人ホーム、
訪問看護・訪問介護等、地域での看護・介護を支え、一人ひとりに寄り添った個別ケアと在宅看取りまでのホスピスケアが可能となる拠点づくりを進めています。

日本財団
在宅ホスピスプログラムの
取り組み

⽇本財団の「在宅ホスピスプログラム」は、
最期まで住み慣れた場所で自分らしく暮らしたいという多くの人の願いを叶えるために、
人材育成や地域社会の体制整備を行っています。

02在宅でのホスピス緩和ケアの提供

希望どおり⾃宅で過ごせる⽅には、 適切な訪問医療がお届けできるように、「⽇本財団在宅看護センター」起業家育成事業を⽀援し、 地域の⼈々の健康を守る訪問看護師の育成や研修を⾏っています。

在宅ホスピスプログラムこれまでの歩み
誰にでも訪れる終末期のQOL(生活の質)を向上し、最期まで自分らしく生きることを支える ―― それが、私たちの考えるホスピスの理念です。 日本財団は、1996年に立ち上げた専門家会議「ホスピス研究会」の提言に基づき、ホスピスケアに関する事業を推進してきました。「ホスピス」という言葉さえあまり知られていなかった中、その考え方を広め従事者を確保するため、様々な活動を行いました。
  • 1982
    日本老人保健法施行(訪問看護に診療報酬が認められる)
  • 1987
    日本「末期医療に関するケアの在り方の検討会」発足
  • 1996
    日本財団ホスピス・プログラム始動(「ホスピス研究会」設置)
  • 1998
    終末期ケアの現場で質の高いケアを実践し、かつ指導者的役割を担える看護職の養成支援を始める※1
    看護師がホスピス・緩和ケアを学ぶ「緩和ケアナース 養成研修」、「ホスピスナース養成研修」への支援を開始
  • 1999
    一般向け公開セミナー「memento mori(メメント・モリ)※2を全国で開催。2008年まで全30回、約3万人が受講。
  • 2000
    日本介護保険法施行
  • 2002
    「緩和ケアナース養成研修」と「ホスピスナース養成研修」を統合し新しい研修プログラムにする
    日本緩和ケア診療加算の新設
  • 2005
    「訪問看護認定看護師」教育課程への支援開始。北海道から九州までの大学など15の教育機関で開講。
  • 2007
    日本がん対策基本法に基づく「がん対策推進基本計画」策定
    緩和ケアの推進の明文化
  • 2012
    地域の「終の住み処」として、「ホームホスピス」※2 の理念の普及と施設整備の支援を開始 ※3
  • 2014
    笹川保健財団日本財団助成により「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業の支援の開始
  • 2021
    在宅看取りの推進のための環境整備と地域づくりを支援する「もう一つの“家”プロジェクト」を開始
    人生の最期の迎え方に関する全国調査」の実施
  • ※1 (社)日本看護協会(現:(公財)日本看護協会)が行う「認定看護師・緩和ケアコース」に対して支援を行った。また、(財)笹川医学医療研究財団(現:(公財)笹川保健財団)を通じて、全国8カ所(東札幌病院・聖ヨハネ桜町病院・ピースハウス病院・聖隷三方が原病院・淀川キリスト教病院・六甲病院・亀山栄光病院・聖心病院)の病院と協力体制を組んで支援を行った。
  • ※2 「『死』を見つめ、『今』を生きる」を テーマに、講演や座談会を通して分かりやすくホスピスの考え方を紹介するもの。
  • ※3 ホームホスピスは、主に民家を改修してバリアフリーなどの環境を整えたもので、老々介護や独居などの理由で自宅療養が困難な人々が、家庭的な雰囲気の中で最期の日々を過ごせる場所である。

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